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【芸術支援助成金情報】音楽・舞踊・演劇・伝統芸能・美術……などに関する助成金
【11月11日締め切り】

(応募にあたっては、本項下段にある主催者ホームページにて必ず確認をしてください)

▼芸術文化振興基金~舞台芸術等の創造普及活動/舞台芸術創造活動活性化事業(独立行政法人日本芸術文化振興会)
文化芸術活動に対する最大規模の助成金です。昨年は371件、計6億4213万1000円の助成金交付が決定されました。
▼詳細について分からない方、書類の書き方に疑問のある方、初回60分に限り、当事務所にて無料相談を受付けております。要予約です。
(電話045-900-4435/メールnazumi@burai.name)

★受給決定へのポイント!
「応募相談会」への参加をお勧めします。東京・半蔵門の国立劇場敷地内にある、日本芸術振興会の事務所において、10月31日(月)(土・日・祝日除く)まで10:00~18:00の時間で「応募相談会」が行われております。助成金への応募について、事務局担当者に直接相談することができます。助成金を募集する事業(公演等)の概要を決め具体的事案を持って相談に行くと受給の可能性が高くなります。一通り応募書類を書いた上で持っていくとなお効果的です。

★どのような助成金か
▼「芸術文化振興基金」は、すべての国民が芸術文化に親しみ 、自らの手で新しい文化を創造するための環境の醸成とその基盤の強化を図ることを目的に、政府からの出資金、民間からの出えん金を原資とした運用益により、文化芸術活動に対して助成を行っています。
▼本項ではそのうち「舞台芸術等の創造普及活動」「舞台芸術創造活動活性化事業」についてご説明します。

▼対象となるジャンルは
 1.現代舞台芸術 創造普及活動
「音楽(オーケストラ オペラ 室内楽 合唱 等)」
「舞踊(バレエ 現代舞踊 民族舞踊 等)」
「演劇 (現代演劇 児童演劇 人形劇 ミュージカル 等)」
2.伝統芸能の公開活動
「古典演劇 邦楽 邦舞 落語 講談 浪曲 漫才 奇術 太神楽等」
3.美術の創造普及活動
「絵画、彫刻、工芸、書、デザイン、建築、写真、漫画等」
「美術展示(作品の制作は対象外) 」
4.多分野共同等芸術創造活動
「特定の芸術分野にしばられない活動、芸術家等が行う独創性に富んだ活動」

▼対象となる事業は
【舞台芸術等の創造普及活動】の対象となる事業
・ 芸術文化の新たな局面を切り開く先駆的・実験的な創造活動
・ 時代を担うことが期待される芸術家等の芸術文化活動
・ 優れた実績や豊かな将来性を有するが財政的基盤が十分でない芸術文化団体等の創造・普及活動
・ 優れた芸術文化活動で、かつ、その性格上採算の望めない活動
 について出演費や会場費等公演本番に必要な経費への助成(赤字の一部を助成) 
 ・助成金の額は「助成対象経費」合計額の2分の1いないかつ自己負担金と同額以下の額
【舞台芸術創造活動活性化事業】の対象となる事業
・ 我が国の芸術水準の向上の直接的な牽引力となることが期待される優れた公演活動
・ 新たな創作活動(新作、新演出、新振付、翻訳初演等)や伝統的な音階や技法を用いた新作公演等意欲的な公演活動
・ 大型公演、通年の定期公演、共同制作公演等相当規模以上の公演活動。
 について脚本料や演出料、稽古料等の公演本番日の前日以前の芸術創造活動に必要な経費への助成(特定費目への助成)
 ・助成金の額は助成対象経費の合計額の範囲内

▼応募期間は
 平成28年11月1日(火)~11月11日(金)当日消印有効/簡易書留による郵送のみ
▼詳細は
 以下のホームページをご覧ください。
 http://www.ntj.jac.go.jp/kikin/grant/applicant.html#anchForm

行政書士 那住史郎

<ブログのプロフィール>
那住史郎(なずみ・しろう) 行政書士。神奈川県行政書士会所属、那住行政書士事務所代表。法政大学文学部日本文学科卒業。2002年より民間著作権エージェントにおいて著作権業務、作家・クリエイターの支援業務に携わる。現在は、著作権関連の業務を中心に、作家・クリエイターの創作活動を法務的側面から支援する「作家の法務パートナー」として活動している。
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※一部のご相談・ご質問内容に対して解説記事を公開させて頂きます。
※記事にて公開させていただくのは職業・年齢・性別のみです。